倉敷市の歴史文化の側面からまちづくりを考えるシンポジウムが、倉敷公民館で開かれました。
シンポジウムでは、倉敷市内で活動する8つのまちづくり団体が、日頃の取り組みを紹介したほか、歴史文化を生かしたまちづくりへの提言をしました。このうちNPO法人倉敷町家トラストの中村泰典代表は、倉敷美観地区で取り組んだ町家の再生や利活用を紹介し、街並み保存の重要性を説きました。さらに、美観地区の周辺エリアに残る昭和、平成の街並みについても保存の必要性を訴えました。このほか、鷲羽山の景観を考える会や郷内歴史保存会などが、まちづくりの取り組みを若い世代にも継承していくことが大切だと話しました。倉敷市は、この日発表した8団体などが協力して地域の歴史文化をもとにしたまちづくりプラン「歴史文化基本構想」を検討していて今年12月をめどに策定する予定です。




