倉敷駅周辺の新たな総合整備計画策定に向けて有識者から意見を聞く会議が開かれました。今回で最後の会議となり、南北一体化のまちづくりに倉敷駅周辺の鉄道高架事業が必要という意見が委員から相次ぎました。
「倉敷駅周辺まちづくり有識者会議」は、学識経験者や経済・観光・まちづくり関係者などで構成し、平成26年7月から倉敷駅周辺のまちづくりの課題や20年後の将来像に関する議論をしてきました。最終回となる5回目の会議では、倉敷駅周辺の整備方針について、市の事務局が説明しました。「鉄道南北を越えてつなぐ人と水の軸の創造」を全体方針に、5年以内の短期的な整備では、混雑解消のため幹線道路の一部を4車線化。駅の南北に伸びる倉敷用水の遊歩道整備を案として提示しました。また20年以内の長期的な整備では、駅前広場や市街地再開発などを掲げました。委員からは、倉敷駅周辺連続立体交差事業、いわゆる鉄道高架がまちづくりに必要とする意見が相次ぎ、整備計画でその方向性を示すよう求める声がありました。倉敷市では、平成5年に「都市拠点総合整備事業計画」を策定しましたが計画策定から20年以上過ぎ、土地の利用状況や社会経済が変化しているため、方針を見直した総合整備計画をまとめることにしました。倉敷市では、有識者会議の意見を参考に、平成28年度中の計画策定を目指すということです。




