昨日は、バレンタインデーでした。その愛の日に、一組のカップルが倉敷を代表する町家建築で結婚式を挙げました。
国指定重要文化財大橋家住宅。長屋門、倉敷格子、なまこ壁と二百年を超える歴史ある建物で結婚式が行われました。この結婚式は、大橋家に隣接するホテル日航倉敷が企画しました。ウエディング業界でも和風の結婚式「和婚」の需要が伸びてきているそうで、歴史ある町並みを残す倉敷の文化財を活用したウエディングを手がけました。挙式は、大切な客をもてなした大座敷の二間を使用しました。親族などが見守る中、新郎新婦が指輪の交換を行い、永遠の愛を誓いました。大橋家住宅は、1796年寛政8年に建てられました。2人の祝福に駆けつけた大橋家九代目当主の大橋紀寛さんは、観光施設のみならず「使ってもらってこそ建物が生きる」とこの企画に賛同しました。名家を舞台にした「文化財ウエディング」。伝統が息づく倉敷市の新たな魅力として期待が寄せられます。




