春の火災予防運動の一環として倉敷市水島で山林火災を想定した消防訓練が行われました。
午前9時30分、亀島山山頂付近で発生した山火事が、南西の風にあおられ周囲へ延焼しているという想定で訓練が行われました。訓練には、水島消防署と地元の水島分団、連島分団、連島南分団の3分団からおよそ80人が参加し山火事の消火活動で重要な中継送水や、放水訓練を行いました。中継送水は、火元までの距離が遠かったり、高低差がある場合などにホースとホースの間にポンプ車を挟むことで水圧を調整し、適切に放水できるようにする方法です。消防署員と消防団員は、声をかけあったり、無線で連絡を取り合ったりしながら連携して訓練を行っていました。
訓練後、水島消防署の杉原正一署長は「本番さながらの良い訓練ができたと思う。中継送水の連携技術は欠かすことのできないもので繰り返し訓練していきたい。」と講評しました。
水島消防署管内では平成25年4月10日に呼松町で15haを焼く大規模な林野火災が発生しており、いざという時にスムーズに活動できるよう訓練を重ねていくことにしています。




