倉敷青陵高校出身の抽象画家山口隆也さんの遺作展が岡山市のギャラリーで開かれています。
山口隆也さんは倉敷の画家、河原修平に子どもの頃から絵を習い去年4月に亡くなるまでに多くの抽象画を描きました。今回の遺作展には中学時代から亡くなる直前までの作品およそ20点が並びました。山口さんは倉敷青陵高校を卒業後、東京理科大学に進学。美術部に在籍し第18回行動展で入選を果たします。しかし、大学卒業後のおよそ40年は中高の物理教諭として教鞭をとり、絵の世界からは離れていました。2008年に退職して再び絵の世界に戻り、意欲的に制作活動に励みました。2010年の国民文化祭おかやまでは県知事賞を受賞しています。作品には仏教の教えである経の言葉を絵で表現するなど「生きる」力を伝えています。今回の遺作展を企画した山口さんの幼少期からの同級生らは地元の友人、知人など多くの人見てもらいたいと話しています。山口隆也遺作展は今月13日(日)まで岡山市北区昭和町のギャラリー横屋で開かれています。




