県内唯一のセロリ産地総社市の山手地区でセロリ産地守ろうとサラリーマンから専業農家へと転職した新規就農者をご紹介します。
平成27年度の倉敷地域農業者のつどいで新規就農者として激励を受けた総社市西郡の劒持孝明さん35歳。後継者不足の中、会社勤めを辞め、家業のセロリ栽培に専念することにしました。総社市の南東部山手地区でセロリ栽培が始まったのは、昭和33年。昭和50年代には、約100戸の農家を数える西日本有数の産地でした。しかし、半世紀以上たった現在、生産者が激減し、JA岡山西セロリ部会の農家はわずか4軒となりました。そうした中、岡山県内唯一のセロリ産地を守ろうと、農業に転向したのが劒持孝明さんです。劒持孝明さんの栽培ハウスは、祖父の代から受け継いだ15アールコーネルという品種のセロリを父親の貢さん母親の多津子さんと一緒に作っています。3人の子どもの父親でもある孝明さんが16年間のサラリーマンを辞めてセロリ農家を継ぐことにした決断を家族はどのよう受け止めたのでしょうか。【インタビュー】劒持多津子さん
とかく、天候に左右され、水や温度管理、病虫害予防など難しい点も多い農業ですが、努力した分だけやりがいも大きいようです。山手のセロリを残したいという思いで農業を始めた劒持孝明さん瑞々しくて甘い山手のセロリの味を絶やすことなく守り続けてほしいものです。
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