玉野市の長寿介護課主催の高齢者虐待防止講演会がすこやかセンターで開かれました。
高齢者虐待防止講演会は、高齢者福祉政策の一環として玉野市が年に一度開いているものです。今回は、岡山パブリック法律事務所の社会福祉士尾﨑力弥さんを講師に「在宅高齢者虐待ケースとのつきあい方」と題する講演が行われました。高齢者虐待防止法により、家庭での虐待に気づいた人は市町村の担当窓口に通報することが義務づけられています。講演では、まず、未然に防ぐ・早期発見・虐待対応の3段階からなる高齢者を虐待から守るための対処法が示されました。そして、高齢者を介護する息子、夫、娘などが引き起こす暴力や介護放棄といった身体的、心理的虐待の要因を見つけ第三者による支援体制につなげていき虐待の悪循環を止めることが大切であると説明しました。高齢者虐待防止講演会には、玉野市の民生委員や地域包括支援センターや福祉施設職員など約50人が参加し、家庭での高齢者虐待ケースへの対応法を学びました。
取材日 2016年2月23日(火)
取材場所 すこやかセンター(玉野市奥玉)




