JFEスチール西日本製鉄所は、倉敷地区の第3高炉の改修を終え、きょう火入れ式を行い再稼働させました。
倉敷地区の第3高炉は、世界的な金融危機による鉄鋼需要の落ち込みで去年1月に操業を停止、去年10月からおよそ300億円をかけて4回目の改修工事を行っていました。「火入れ式」の神事では、西日本製鉄所の野村寛所長など6人が高炉の羽口と呼ばれる部分にたいまつを差し込んで点火し、今後の順調な稼働を祈願しました。今回の改修で、炉内の容積が4359立方メートルから5055立方メートルに拡大銑鉄を一日あたり1400トン多く生産出来ます。高炉は、数日でフル稼働となる予定で倉敷地区と福山地区あわせて高炉6基体制となりました。倉敷地区の今年度の粗鋼生産量は、過去最多だった2007年度の8割程度808万トンとなる見込みです。今回の改修で高炉は20年以上の連続稼働が可能になるということです。




