倉敷市シルバー人材センターは、女性会員の加入促進などを目的に俳優の笹野高史さんを迎えての新春講演会を開きました。
シルバー人材センターは、退職した高齢者を登録し、仕事を提供する公益法人です。昭和58年設立の倉敷市シルバー人材では、現在、平均年齢72歳、約1500人の会員を数え、庭木の剪定、草取り、ふすまの張り替えなど年間1万4000件弱の仕事を受注しています。今回、倉敷市民を対象に初めて企画された新春講演会は、シルバー人材センターの活動内容を広く知ってもらう事と定年の引き上げと共に、減少傾向にある会員の獲得、特に女性会員の加入促進を目的とするものです。講師には、テレビドラマやコマーシャル、映画などで活躍している俳優の笹野高史さんを迎え、「私の役者人生」と題する講演を聞きました。1948年に淡路島の造り酒屋の四男に生まれた笹野さんは、病弱だった幼年期から68歳の現在までを振り返り、役者になったイキサツや原則、仕事を拒まないことから自らを「ワンシーン役者」と呼ぶ心情や撮影の裏話などを寸劇を交えながらユーモアたっぷりに話しました。約300人の聴衆は笹野さんの話に耳を傾けながら健康で働くことの意義を見出していました。




