倉敷市中央の岡山大学資源生物科学研究所で、研究所内の一般公開が行われました。
この一般公開は広く市民に研究所を知ってもらおうと毎年開催されています。展示コーナーではさまざまな研究の成果が紹介されていて、宇宙を5カ月間旅した宇宙大麦やその大麦から作った世界に60個しかないという宇宙ビールの展示には多くの人が関心を集めていました。また、体験コーナーではタマネギやソラマメの染色体を調べるなど、顕微鏡を使って身近な植物や微生物を観察しました。そして、なかでも人気だったのが、アフリカツメガエルの解剖です。カエルを解剖して卵を取り出し、その卵に遺伝子を注入してタンパク質の機能を調べる実験に、多くの人だかりが出来ました。会場には親子連れや学生ら500人あまりが訪れ、植物や微生物に関する展示や実験を楽しみました。このほか、一般公開では屋上緑化やオオムギ圃場の見学ツアーが開催されました。屋上では乾燥に強く屋上緑化に適しているツルマンネングサや一方で野菜が栽培されており、訪れた人は生育状況などを見てまわり、研究員から説明を受けていました。また、大麦の圃場ではおよそ1万種類の大麦が栽培されていて変わった品種の説明に訪れた人が興味深げに聞き入っていました。岡山大学資源生物科学研究所では現在、およそ130人の研究者や大学院生らが近い将来に起こると予想される食糧、資源、環境問題を解決するため、さまざまな研究に取り組んでいます。




