今月２６日の文化財防火デーを前に、倉敷市真備町下二万にある真言宗のお寺 金峯寺で、消防訓練が行われました。
訓練は、金峯寺の西側にある山林から出火し、本堂に延焼する恐れがあるという想定で行われました。地域住民も訓練に参加し、初期消火を行ったほか、建物の中から素早く避難しました。通報を受けて、消防車両９台が到着し、消防士と消防団員が、境内まで１２０ｍほどホースを伸ばして消火活動にあたりました。また、建物への延焼を防ぐため、周囲に噴水で水の幕を張るドレンチャーという資機材を使っての消火手順も確認しました。真備地区のお寺で消防訓練を行うのはおよそ１０年ぶりということで、参加者は真剣に取り組んでいました。玉島消防署によると、真備地区での文化財関連の火災は、２年前に放火で焼失したお寺１軒を除いて、平成に入ってからは発生していないということです。
