倉敷市を中心に備中地域10の市と町が取り組む高梁川流域連携中枢都市圏ビジョンの懇談会が開かれました。
懇談会は、倉敷市と連携協約を締結した高梁川流域の6市3町による連携事業の指針となる「成長戦略ビジョン」の策定内容を改訂する目的で開かれました。岡山大学の荒木勝副学長を座長にした懇談会では、流域圏内の商工・農業・観光団体、大学、金融機関などの代表者40人が出席し、意見交換しました。その中で、出席者からは流域圏内の特産品を購入するための流通インフラを整備してほしい。民間による連携事業を増やすべきだ。高梁川流域の情報を発信するためのセンターを作ってほしい。流域圏内の大学生が卒業後に定着するための支援システムの構築を考えてほしい。また、高梁川流域圏を備中国領域とひと括りに位置づけるのは、抵抗感があるとの指摘や、郷土の偉人「山田方谷」の偉業を全国へ発信する事業を継続してほしい。など具体的な意見や要望が出されました。なお、これらの意見や要望を踏まえ3月末までに平成28年度の「高梁川流域連携成長戦略ビジョン」を策定することになっています。




