防災についての知識や技術を高めてもらおうと玉野市では、「災害から身を守るため」の講演会が開かれました。
講演には、市内で防災を呼びかける活動を行っている自主防災組織のメンバー30人が参加しました。全国各地で防災についての講演を行っている、中電技術コンサルタントの職員、籠田純士さんが講師を努めました。籠田さんは、「人間は例え災害にあった人でも30年たつとその恐ろしさ忘れる」と言い、災害が起こったときより起こる前に何をするかが大切と話しました。講演では15年前に起きた阪神・淡路大震災のときは、家族や近所の人が被災者救出の大きな力となった例があげられました。災害が大きくなればなるほど警察や自衛隊が現場に到着する時間がかかるため、地域でつくる自主防災組織が重要となります。籠田さんは「自主防災組織は作るだけでなく、普段から交流を深めたり運動会など地域のイベントのときには、災害を想定した障害物競走や担架に人を乗せて運ぶ競争などをして、日ごろから訓練することがとても重要」と伝えました。




