来年の干支、申にちなんだ全国の伝統工芸やクラフト作品を集めた「えとづくし展」が倉敷美観地区の日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。
2016年の干支は、「丙(ひのえ)申(さる)」です。年末年始恒例の「えとづくし展」では、申年にちなんだ郷土玩具や縁起物など約300種類が展示されています。熊本県の伝統工芸「木の葉猿」や最も古い郷土玩具といわれている京都、伏見の土人形、岡山県の伝統工芸「倉敷はりこ」や吉備津土人形、2016年の年賀切手デザインのモデルとなった滋賀の大津絵土鈴や高知の漆喰張り子など郷土色豊かな申の玩具が集まりました。また、倉敷市在住の組み木作家小黒三郎さんの「組み木の申」造形作家 真鍋芳生さんの「張り子絵付け(面」など郷土ゆかりのクラフト作家による作品も展示されています。特に申の置物や縁起物は、「去る」にかけあわせ「災いが去る」「病が去る」など苦しみの無い幸福な一年になるよう願いを込めた厄除けとしても重宝されたそうです。日本郷土玩具館プラスワンギャラリーの「えとづくし展」は来年1月5日まで開かれます。




