倉敷市と倉敷市文化連盟主催による新鋭作家選抜美術展が今日から始まりました。今回は、同い年の女性2人による作品展です。
17回目の美術展に選抜されたのは長崎県出身で倉敷市在住の洋画家、小川恵さんと倉敷市生まれ、倉敷市在住の水彩画家、對馬有輝子さんの2人です。ともに1978年生まれで作風の違う2人が、今回の選抜美術展をきっかけに出会い、展示する作品や配置を相談しながら、展示空間を作り上げました。100号や130号など大作を中心としており小川さんの作品は、学生時代に描いた白を基調に凛とした女性の姿を描いたものから自身の出産を機に、活き活きとした子どもたちの姿をカラフルな色遣いで表現したものまで、これまでの制作の経過がわかる構成です。
一方、對馬さんは人間の五感が集まる顔の周りにハチをまとわせた初期の作品や頭の中の考えを表現した新作など、空想の世界を墨や金箔などを使った独特の技法で描いています。
今後の活躍が期待される新鋭作家による美術展は13日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。また、小川さんと對馬さんによる小品展が22日から倉敷中央画廊でも開催されます。




