倉敷市の洋画家でことし10月1日に90歳で亡くなった丸山司珖さんが設立した倉敷白葉会の作品展が倉敷市立美術館で始まっています。
丸山司珖さんが、10年ほど前に描いた、「眼のある風景」です。息子の又史さんと妻の昌子さんが勢いのあるころの作品として展示作品に選びました。ブルーを基調に、裸婦と強いまなざしの眼が描かれています。当初は油絵の会として発足した倉敷白葉会ですが、現在は又史さんの指導する色鉛筆や水彩の生徒による作品と昌子さんが指導する七宝焼やアートクレイシルバー、彫金の作品も展示されています。展示数は100点を超え、力強い油絵の大作から、繊細な色鉛筆画まで、様々な作風を見ることができます。
昌子さんによると司珖さんにとって、思い入れのある倉敷白葉会を今後も残していくよう検討中だそうで、年に1度の発表の場は作りたいとしています。
46回目となる倉敷白葉会の作品展は倉敷市立美術館で29日(日)まで開かれています。




