水島海上保安部や水島税関支署などはテロリスト密航を想定したテロ対策合同訓練を実施しました。
訓練は中国地方の港へ向かう貨物船にテロリストが潜伏密航した可能性があるという想定で実施されました。参加したのは水島海上保安部や税関支署、水島警察署などで組織する水島港保安委員会のメンバーおよそ100人です。海上保安部の巡視艇が不審船を発見し、立入検査や所持品検査をしたところ、2人が陸上へ逃走。不審船の中からはイスラム過激派組織「イスラム国」関連の写真や自爆テロを示唆する資料が発見されました。警察などは逃走する不審者を陸上、海上で取り押さえ、また、爆発物の処理など行い、訓練を終了しました。訓練後、講評として、来年はサミットを控え、倉敷では教育大臣会合が開かれるのでテロの標的に充分なりえる。他人事とするのはなく、当事者として意識を持ってほしいと伝えられました。合同訓練は平成16年以降、毎年行われていて、今後も継続して有事の際の対応能力向上に努めていきます。




