灌漑や給水、発電などのために土地を切り開いて作った水路「疎水」の役割や活用法について考える疎水フォーラムが、倉敷市で開催されました。
疎水フォーラムは、疎水の機能を広く一般に発信し、その歴史や文化を守り伝えることを目的に全国土地改良事業団体連合会などが平成18年から毎年、全国各地で開いているものです。10回目は、「疎水フォーラムin高梁川流域2015」と題し中四国地方では初めて倉敷市で開催されました。11月10日の午後、倉敷市芸文館で行われたパネルディスカッションでは、国立科学博物館館長の林良博さんを座長に高梁川流域学校代表理事大久保憲作さん、農学博士で元中国四国農政局長の勝山達郎さん、公立鳥取環境大学副学長の三野徹さんの三人のパネリストが疎水100選に選定されている高梁川下流に広がる「東西用水」など地域における疎水の役割や農業生産を支えるだけでなく、疎水の恵みを将来に引き継ぎ、地域振興のための活用方法について考えました。




