倉敷市児島琴浦地区の秋祭り鴻八幡宮例大祭にむけて祭囃子「しゃぎり」の練習が熱を帯びてきました。氏子町内のひとつ「田和だんじり」を取材しました。
大きな声でのあいさつで練習は始まります。「田和だんじり」では今年は7月に入って祭囃子のしゃぎりの練習を始めました。練習は週3回。祭り当日まで集中して行われます。
鴻八幡宮の氏子町内に伝わる「しゃぎり」は楽譜がなく全て口伝えで受け継がれる祭囃子です。岡山県の重要無形民俗文化財に指定されていて琴浦地区では練習の成果を披露する発表会を例大祭の前に行っています。発表会です。「田和だんじり」は今年、7年ぶりに優勝旗を手にしました。練習を始めた7月は大太鼓、締め太鼓、鼓、鐘と鳴り物すべての息があわず音がばらばらでしたが大人の見せる手本と直接の指導によって子どもたちが力をつけました。
また、これまでは太鼓は男子だけが叩いていましたが、今年からは女子も叩くようになり子どもたちが刺激しあうことで演奏の上達にもつながりました。
しゃぎり発表会での優勝が子どもたちに自信を与え例大祭にむけての練習も一層力が入ります。先週金曜日の練習ではだんじりも倉庫から出されました。例大祭にむけて気分を盛り上がります。
10月11日に行われる鴻八幡宮例大祭。当日にむけて今夜も氏子町内ではしゃぎりが響きます。




