石を削って文字を浮かび上がらせる篆書・篆刻の作品展が総社市民ギャラリーで開かれています。
展示をしているのは総社カルチャーセンターで活動している臥石会です。講師と生徒あわせて11人の作品35点が並びました。篆書とは中国で使われていた古代文字のひとつで、その文字を石に彫っていき印鑑のように仕上げることを篆刻と言います。臥石会では中国から専用の石を取り寄せ一刀彫で文字を掘り出します。展示された作品には書とともに印が押され丁寧に篆刻をした様子が伺えます。
また、刻字にも取り組んでいます。
一枚の板に文字を掘り出します。文字を彫る板は7年から8年乾燥させたもので、紙に書いた文字を板に写したあとノミを使って彫っていきます。文字の表面に金箔などを張ってより立体的に見せています。講師の阿部臥石さんは「篆書や篆刻を教える人が少なくなってきているので一人でも多くの人に作品を見に来てもらい一緒に活動していく仲間が増えていけば」と話していました。
臥石会の展示は総社市民ギャラリーで11日(日)まで開かれています。




