厄除けの寺として知られる倉敷市児島由加の瑜伽山蓮台寺で、25日火渡り「厄除不動大祭」が営まれました。
「瑜伽大権現」を祀る真言宗御室派の寺、蓮台寺では、毎年、10月の第4日曜日に「厄除不動大祭」を行っています。駐車場の石仏大不動尊の前に柴の大壇が組み上げられ、蓮台寺の佐伯増恒住職を導師に、山伏や僧侶など約50人によって柴灯大護摩供が営まれました。般若心経を唱え、錫杖を打ち鳴らす中、燃えさかる護摩壇に護摩木が投げ入れられ煩悩を焼き清めるとともに参拝者の無病息災、家内安全などを祈願しました。なお、柴灯大護摩供に先立って蓮台寺の総本殿前では、岡山県の重要無形文化財で琴浦地区に伝わる祭りばやししゃぎりの演奏が行われました。3年ぶりとなったしゃぎりの演奏では、児島下の町の朝間だんじりからしゃぎり保存会のメンバー50人が参加し、鴻八幡宮の例大祭で奏でるおやじ囃子、祇園囃子、信楽囃子など7曲を披露し蓮台寺の厄除け不動大祭を盛り上げました。また、境内では、フドウフーズと銘打ち秋の味覚里芋が入った芋煮約500食が参拝者へふるまわれました。




