千歳楽とみこしが激しくぶつかり合う倉敷市大畠の秋祭り海神社の祭礼が24、25日の2日間行われました。
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海の神霊「綿津見神(わたつみのかみ)」を祀る海神社は、倉敷市大畠地区の氏神様で、毎年、10月の最終土日に豊漁を祈る祭礼が営まれます。秋季例大祭では、御神幸に合わせ北町、中町、川町、奥町、南町の5つの町内からだんじりや千歳楽が練り歩きます。特に日曜日の夕方からは、大畠漁港わきの主要地方道岡山-児島線を北から南へ600メートルに渡って神輿と千歳楽のぶつけ合いを繰り広げます。そろいの法被に身をつつんだ各町内の青年団たちは交替で神輿と千歳楽を担ぎ上げ「やれ来い」「そりゃ来い」の掛け声とともに激しくぶつけ合います。斜め上に向けた神輿と千歳楽の担ぎ棒を手の指を組み合わせるようにぶつけ合うため「がみ合わせ」と言いますがこの「がみ合わせ」が荒々しければ荒々しいほど海の神様が喜び、豊漁になると言います。大畠地区の青年団たちは威勢のいい掛け声を上げながら夜が更けるまで何度も何度もぶつけ合いを繰りかえしました。




