来年の干支「サル」をかたどった香合の窯出しが、倉敷市の天神窯で行われました。
来年の干支「サル」が、桃を抱えて座る様子を表しました。彫刻された凹凸に鉄の釉薬がかかりサルの毛並みがアメ色に仕上がっています。
倉敷市の天神窯で68年続く干支の香合づくりです。2代目の岡本 篤さんが、一つずつ出来具合を確かめるように窯から香合を取り出します。1300℃で30時間かけて焼き上げました。岡本さんは、今年7月、県内の動物園などを回ってサルを観察、西遊記の孫悟空をイメージして形を作りました。サルが抱える桃は、西遊記で登場する不老長寿の果物「桃」です。岡本さんは、来年が年男でもあり、この「桃」に「夢」を託しました。
▽天神窯 岡本 篤さん
岡本さんは、年末までに300個の干支の香合を窯出しする予定です。窯出しされた香合は、あす23日から3日間、倉敷市羽島の天神窯でお披露目されます。




