倉敷市林の熊野神社で前の土曜日と日曜日に「秋祭り」が行われました。
初日の宵祭りを特集でお送りします。
宵祭り恒例の火縄銃の演武です。備州岡山城鉄砲隊が、県指定重要文化財の三重塔前で大筒を轟音とともに放ちました。
熊野神社は、1300年の歴史があり、広く信仰を集めています。毎年10月の第二土曜日と日曜日に秋祭りが行われます
宵祭りは、火縄銃の演武や太鼓の演奏が行われ、郷内地区にこだまします。多くの人で賑わいます。甲冑姿の鉄砲隊が、「放て!」の発射合図で銃を放ちます。藤岡流の砲術を伝える備州岡山城鉄砲隊です。士筒と呼ばれる小型の銃から、100紋までの大筒を使ってさまざま砲術を披露しました。
火縄銃からは、大きな爆音とともに、火花が飛び散り、訪れた人を驚かせました。
かがり火が辺りを照らし出す頃、児島由加太鼓の演奏が始まります。境内に響き渡る勇壮な太鼓の音も宵祭りの目玉です。
夜も更け提灯に灯りがともった参道に威勢の良い掛け声が聞こえて来ました。氏子町内を回った千歳楽が、熊野神社境内にやって来ました。櫻自治会と郷内千歳楽保存会の2基の千歳楽が境内で練り合わせます。その数は少なくなったものの、威勢の良さは昔も今も変わりません。
「させ!させ!」の掛け声がかかると、千歳楽は高く掲げられ、競い合います。
千歳楽を取り囲むように多く人が訪れ、夜遅くまで祭りを楽しんでいました。




