KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

岡山県が新設する特別支援学校の誘致に名乗りを挙げている倉敷と総社がきょう、ともに岡山県庁を訪ね教育長に要望書を提出しました。

午前中には倉敷養護学校ＰＴＡなど７人が門野八洲雄教育長を訪ね、▽倉敷市内に特別支援学校を建設すること　▽通学区域を再編し倉敷養護学校の児童生徒数を１５０人規模に調整することの２点を要望し、９７５人分の署名簿を手渡しました。倉敷養護学校は児童生徒数が全部で２４６人となっておりＰＴＡでは校舎の増築やプレハブ教室の確保、さらに給食調理場の使用も限界に達しているとして「倉敷市内にどうしても新設校を」と強く訴えていました。

一方、総社市内への設置を求めている総社市、新見市、高梁市、吉備中央町の３市１町もそれぞれの市長や教育長が午後、県庁を訪問。門野・県教育長に要望書を提出し、誘致に強い意欲を見せました。３市１町からは現在およそ１００人が自宅から遠く離れた学校へ通っており寮生活をしている児童生徒も多くいます。総社市は中原にあるおよそ２万３，０００平方メートルの市有地を県に無償提供することを決めており、周辺自治体の総意としての要望であることを強調しました。岡山県は３月末までに設置先を決めることにしています。