倉敷市真備町では、仲秋の名月に合わせて奈良時代の偉人吉備真備公の遺徳を偲ぶ弾琴祭が営まれました。
弾琴祭は、中秋の名月の下で吉備真備の遺徳を偲ぶ呉妹地区の恒例行事です。吉備真備公が晩年琴を弾いたといわれる「琴弾岩」の上では、箏曲グループ「箏曲アカデミー岡山」の横田慈さんと、都山流師範・荒川萄山さんの琴と尺八の演奏が披露されました。小田川河川敷に設けられた祭り会場では、呉妹小学校の児童による南中ソーラン節やアマチュアバンドの熱演が繰り広げられました。また、呉妹小「だんきんクラブ」によるお茶席が設けられ、浴衣姿の子どもたちが抹茶をたてて、訪れた人をもてなしました。吉備真備公弾琴祭は、昭和24年から続いている伝統行事で、67回目を迎えた今年も秋の風情に富んだ祭りとなりました。




