県立倉敷工業高校ファッション技術科の生徒が、手作りした羊毛のひざ掛けなどを倉敷市内の老人保健施設に寄贈しました。
倉敷市藤戸町の老人保健施設「倉敷藤戸荘」を訪れたのは、倉工ファッション技術科の3年生、7人です。7人は、週6時間の手織実習で制作した羊毛の膝掛けとマフラー8枚、それに去年6月、入所者と一緒に手織りしたコースターも合わせて入所者の代表一人ひとりに手渡しました。羊毛は、倉敷藤戸荘で飼育している6頭の羊から刈り取ったものです。去年5月13日に倉工ファッション技術科の2年生が実習で刈り取って染色し紡いだものを、3年生が手織りして色とりどりの膝掛けやマフラーに仕上げました。高校生が半年かけて織り上げた作品をプレゼントしてもらった入所者は、「大事に使わせていただきます」とお礼を述べていました。倉工ファッション技術科では、4年前から倉敷藤戸荘と倉敷シルバーセンターの2つの福祉施設に手織りの羊毛膝掛けを贈っており、その活動が評価され、去年12月、ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞青少年の部を受賞しています。




