さて「敬老の日」に、趣味を楽しむ元気な高齢者をご紹介します。今回は、倉敷市にお住まいの、折り紙細工が大好きな 99歳のおばあちゃんです。
倉敷市新田にお住まいの、戸田喜子さん。大正5年生まれの99歳です。今の京都府京丹後市に生まれ、15年前倉敷に移り住みました。戸田さんはもともと手先が器用で、鶴や孔雀といった鳥をはじめご覧のような紙細工を簡単に作り上げます。戸田さんが折り紙細工に使う材料がこちら。週2回利用するデイサービスセンターで解いたテストの答案用紙です。折り紙細工の工程をちょっとご覧ください。材料の紙を、同じサイズに切り分ける作業から、テキパキと手が動きます。切った紙を折るスピードも安定しています。毎回同じ動きで折り紙を小さな三角形にしていきます。そして、この三角形のパーツを積み木のように組み上げるのが見せ場です。色も何種類か使い分けますが、説明書などは見ません。熱中すると作業の手は止まらないそうです。10年前に大腿骨を骨折してから、歩くのは苦労していますが、それ以外は至って健康そのもの。外出も頻繁にしていて、食べ物は好き嫌いしないのも健康の秘訣です。そして、今の生活の喜びは、作った折り紙細工をプレゼントすることだそうです。折り紙細工に熱中する99歳の戸田さん。でも何よりの元気の源は、次女とその夫家族に囲まれた、温かい家庭なんでしょうね。




