倉敷市内の高齢者が制作した絵画や書などを集めた「シルバー作品展」が倉敷市立美術館できょうから始まりました。
シルバー作品展は倉敷市が敬老月間に合わせて高齢者の生きがいづくりを目的に、毎年開いています。会場には、一般公募による60歳以上が制作した木彫りや陶芸、絵画など376点が展示されました。応募の最高齢、99歳の山本千代子さんは、水墨画で鶴を描きました。2羽の鶴が生き生きと表現され、訪れた人の関心を呼んでいました。そのほか、漆を何重にも塗り重ねた木彫り作品は、般若心経が彫られています。作業の中でもっとも苦労したのが文字を彫る作業で、1か月以上かかったそうです。また、空き缶で作ったオブジェや手作りの手芸品、およそ5000字の写経で表現した観音菩薩などがさまざまなジャンルの作品が展示され、多くの人の目を楽しませています。
【インタビュー】▽訪れた人はー
第42回シルバー作品展は、倉敷市立美術館で今月12日まで開かれています。




