文化財防火デーの26日、玉野市の渋川八幡宮で消防訓練が行われました。
訓練は八幡宮の東側山すそ付近から出火したとの想定で始まりました。玉野市消防本部の職員や渋川八幡宮の氏子などおよそ50人が訓練に当たりました。出火を知らせる大声と共に地元住民や氏子が集まり、119番通報やバケツリレーで初期消火などを手早く行いました。渋川八幡宮には市や県などから指定された文化財はありませんが200年以上の歴史があります。本殿は50年ほど前に一度火事で焼け、その際に建て替えられたもので、渋川地区住民の守り神として多くの信仰を集めています。訓練後の講評では参加者に初期消火の重要性などが説明されていました。玉野市では今年に入り、4件の火災が発生し、そのうちの1件で死者が出ています。消防本部では市民への防火意識の啓発をさらに強めていく方針です。




