倉敷市の伊東市長は、きょうの定例会見で、チボリ公園の跡地利用の問題について、用水沿いに緑道を整備するための測量と地価の評価鑑定を急ぐことを明らかにしました。
伊東市長は、土地の鑑定によって早期に購入金額を決めて、国の交付金を有効に使って整備が出来るよう次の議会での予算案提出に向けて、現在クラボウと交渉中であるとしました。現在解体撤去工事が進むチボリ公園跡地は、2月末に土地所有者のクラボウに返却され、平成23年末までにイトーヨーカ堂が主体のアウトレットモールと複合商業施設が建設される予定です。倉敷市は、それにあわせて用水沿いの土地を購入して市民公園を整備する計画です。
また、県施設の水島サロンの存廃問題について、伊東市長は、次のように述べ、市として「施設を存続できるよう」県と交渉を進めるとしました。
水島サロンの存廃問題については、先日の市議会の文化産業委員会で存続の請願が継続審議となるなどしていて市と県の今後の交渉に注目が集まっています。岡山県は、一般公募の不調を受けて、県の古矢副知事が、施設存続に向けた相談に倉敷市を訪れるなど再交渉が続いています。伊東市長は、この問題についての決断の時期について明言を避けましたが、4月以降の施設の継続運営については依然不透明です。




