水島税関支署は、業務中の海上での事故を想定した人命救助などの訓練を行いました。
訓練には水島税関支署のほか、神戸税関管内の宇野、広島、福山などあわせて７つの支署から３１人と監視艇２隻が参加しました。水島港内の海上へ移動し、人命救助や救命筏の操作訓練など４つの訓練を行いました。
海に転落した人を救助する訓練では船から浮き輪を投げ、救助役の職員も海に飛び込み船に引き上げました。これまでに立ち入り検査で停泊中の船へ乗り込む際、職員が海へ転落したケースもあり、職員の安全の観点からも重要な訓練の一つです。
また、不審な荷物を持った乗組員に職務質問をし、海に投げ捨てられたバッグを回収する訓練も行われました。
水島税関支署では、人事異動時期の７月に訓練を行い、安全意識の向上と業務中の海上事故など不測の事態に備えています。
水島税関支署の渋谷貢署長は訓練後、「真剣にきびきびと取り組まれていた。
訓練内容を各署へ持ち帰って共有してもらい、万が一の事故や災害に備えてほしい」と講評しました。
