岡山県内の天文台や望遠鏡など天文についての講演会が、ライフパーク倉敷倉敷科学センターで開かれました。
講師は、元国立天文台助教授で鳥取市佐治天文台の台長香西洋樹さんです。香西さんは、毎年夏休みにあわせて講演会を開催しています。今回は、「晴れの国・おかやまの天文台」をテーマに県内の天文台の特色や歴史などを話しました。
岡山県は、晴れの日が多く、上空の気流が安定していることから天体観測の条件に恵まれています。また、日本初の民間天文台である倉敷天文台や国内最大の望遠鏡が建設中の岡山天体物理観測所など多くの天文施設が集まる「星どころ」と言えます。香西さんは、たくさんの望遠鏡が並んだ写真を紹介しながら倉敷天文台の構造を解説したほか、倉敷市真備町の偉人・吉備真備が遣唐使として中国から暦や観測器具を日本にもたらしたことなど岡山県と天文学のつながりも説明していました。
会場に集まったおよそ20人は、時には文学や歴史の話も交えた香西さんの話に熱心に耳を傾けていました。
なお、科学センターでは、今月22日に月や夏の星座をみる天体観望会、23日には屋上天文台を公開して昼間の太陽を観測することにしています。




