夏休みを前に海や川での事故を防ごうと、玉野市立後閑小学校で海上保安部による出前講座が開かれました。
水難事故防止の出前講座には、後閑小学校の全校児童58人が参加しました。最初に、岡山県水難救済会の会長を務める黒田晋玉野市長から、児童代表に浮き輪とライフジャケット1セットが贈られました。続いて、玉野海上保安部の職員と救済会のメンバーが指導して、海で溺れそうになったときの対処法を学びました。児童は服を着たままプールに入り、基本動作となる背浮きのコツを習得します。今度はペットボトルを胸に抱えて背浮きに挑戦です。何も持たないよりも楽に浮くことができ、助けが来るまでに身を守る重要な手段であることを、子どもたちは実感していました。また、普段背負っているランドセルを使って水に浮く方法も試しました。海や川での事故の対処法は、子どもだけでなく、引率する保護者も理解することが重要で、地域住民もプールサイドで見学し、事故防止方法を理解していました。玉野海上保安部によると、過去2年で子どもによる海の事故は起きていませんが、去年は渋川海水浴場で大学生が溺れる事故が起きているということです。




