総社市独自にJR吉備線の整備方針について検討している委員会の2回目の会議が開かれ吉備線を次世代型路面電車、LRT化する場合のメリットやデメリットについて話し合いました。
今年3月の1回目に次いで、2回目の開催となる今回は、学識経験者や市民の代表など委員13人が出席しました。委員長である総社商工会議所の清水男会頭は「今回は、メリット・デメリットを中心に議論を深めていただきたい」と呼びかけました。事務局からは、総社市の将来人口推計の予測や観光客数の推移、吉備線沿線のまちづくりの現状などが検討資料として提示されました。委員からは、LRT化した場合駅舎がなくなることで、トイレもなくなってしまうことは高齢者や障がい者の利用が増える可能性を考えると大きな課題となること、また、LRT化により沿線の農地を住宅地や商業施設にするだけでなく、田園風景も残していくことを検討すべきではないかといった意見が出されました。
次回は、岡山市と総社市、JR西日本の3者協議を受けて10月に委員会開催を予定しており、LRT化の是非について委員会としての意向を決定することにしています。




