少年の非行や犯罪被害防止を目的にした倉敷警察署と管内の小中学校・高校で組織する連絡協議会が今年度の総会を開きました。
倉敷警察署管内学校警察補導連絡協議会の総会には、小中学校と高校の校長などおよそ80人が出席し、少年非行や犯罪被害防止について話し合いました。少年犯罪については、倉敷署管内で増加傾向にあります。10歳から19歳の少年による刑法犯の検挙補導件数は、去年で364件と前の年に比べて22件増加。このうち13歳だけで見ると、前の年から1・7倍に増えています。また、倉敷署管内の不審者情報は、今年5月までの5ヶ月間で119件あり、前の年に比べて2割ほど増えています。去年7月に起きた女子児童連れ去り事件を受けて、住民の関心が高まったことが原因の一つと見られています。そして、警察と倉敷市内の学校では、7日以上学校を欠席した場合などに、お互いに児童や生徒の情報を共有する連携協定を今年6月までに結んでいます。このことを踏まえ会議では、今後もより連携を密にして問題対応にあたることを確認しました。




