いけばな・小原流倉敷支部の創立35周年を記念した作品展が、倉敷美観地区入口にある倉敷物語館で開かれています。
小原流は、19世紀末に水盤の上に花を盛る「盛花」を考案した流派で、近代いけばなの道を開いたといわれています。今回の作品展では、「紡・花と心」をテーマに、倉敷支部の会員100人の作品が展示されています。中庭に面した和室には、ナツハゼやハスなど季節の植物を用いて山間から流れる水の涼しげな風景を表現した「写景盛花」による生け花が展示されています。会場2階には、どの角度から見ても楽しめる新しい生け方「花意匠」による作品が展示されています。会場には、このほか、格式を重んじた作品や個性的な造形作品なども並びます。この日は、県内外の小原流の会員や生け花のファンが詰めかけ、雅な生け花を楽しんでいました。いけばな小原流倉敷支部の創立35周年を記念したいけばな展は、明日5日(日)も倉敷物語館で行われます。




