総社市議会6月定例会は、最終日を迎え、補正予算案など22議案を可決しました。また、去年1月から進めてきた官製談合再発防止調査特別委員会が最終報告をしました。
総社市議会では、市の職員の官製談合事件を受け再発防止にむけた特別委員会を設置し、事件の背景や市が抱えている課題などを細かく調査してきました。これまでに小委員会を9回特別委員会を5回開催し、入札の公正を期すための外部委員による第三者委員会の設置したほか、電子入札制度の導入、指名停止業者の罰則強化など、議会として市に提言をしてきました。特別委員会の大熊公平委員長は、これまでの提言や市が取り組んだ再発防止策を報告した後、「失墜した信頼を取り戻すため公平・公正な事務事業を積み重ねて行くしかない」と議会として気を引き締めていました。
議会の最終報告を受け片岡聡一総社市長は「しっかりと襟をただし進んでいきたい」と信頼回復に向けて決意を語りました。また、議会最終日に総社東中学校や池田小学校の耐震工事、昭和公民館移転新築工事などの工事請負契約についての追加議案が上程されました。6月定例総社市議会は、提出された全22議案を原案通り可決し閉会しました。




