岡山を代表する焼き物酒津焼の新作を見ることができる窯出し展が開かれています。
新作展が開かれているのは、倉敷市酒津の酒津焼窯元です。窯元の部屋には
去年の年末 窯焚きして完成した900点あまりのうち、150点が展示されています。酒津焼の伝統的な重厚感ある茶色をベースとした作品に加え、最近の住宅空間に合う明るい色合いの作品も並んでいます。酒津焼は 明治2年 初代 岡本末吉が鶴形山の麓に窯を開いたのが始まりで、以後、民芸運動の影響も受けながら発展してきました。酒津焼 六代目にあたる岡本研作さんは、今回の窯焚きは形が崩れるなどのロスが少なかったと評価しています。会場には、長年の愛好家などが連日 訪れ、お気に入りの一品を探し求めていました。また、岡本さんにとって今年は 作陶活動30年目にあたる節目となり、意気込みも新たです。酒津焼の 窯出し展は1月31日 日曜日まで、酒津配水池近くの窯元で開かれています。




