倉敷市の絵画愛好家グループ「BAKU」の会員による作品展が倉敷市立美術館で始まりました。
「BAKU」は、倉敷市内の60代から80代の男女が週に一度集まり、絵画を楽しんでいるグループです。グループ名は、漠然の「漠」からつけられていて、特に指導者を設けず、メンバー同士が互いの作品にアドバイスしあいながら、創作活動を行っています。17回目を迎えた今回の作品展には油彩画や水彩画、クレパス画など会員12人の個性あふれる作品およそ60点が並んでいます。倉敷市児島在住の松田正作さんは下津井の海に浮かぶ船の絵を出展しました。古くさびれた味のある船に「お疲れ様」という気持ちを込めて描いたそうです。倉敷市大島に住む楠本雅子さんは、2月に行った音楽会でバイオリンの音色に感動し、絵で表現しました。バイオリンを擬人化し自分から出る音に聞き入る様子が描かれています。作品展には、この他にも風景画や静物画など会員の思いがこもった作品が並んでいます。絵画愛好家グループ「BAKU」の会員による作品展は、7月5日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




