大規模災害の復興に不可欠なボランティア活動について学ぶ講座が、玉野市立総合文化センターで始まりました。
この講座は、近年災害復興の大きな力となっているボランティア組織の運営リーダーを養成し、地域の防災力を高めることを目的に開かれました。参加したのは、玉野市内在住の20代から70代までの22人です。1回目の講座では、15年前の鳥取県西部地震をきっかけに結成された支援組織 日野ボランティア・ネットーワークの山下弘彦(やましたひろひこ)さんを講師に招き、災害時の支え合いとボランティア活動について学びました。山下さんは、これまで支援にあたった東日本大震災や広島市の豪雨災害について解説し、被災者の声を紹介しました。さらに、場所によって被害の大きさが違うことを指摘し、「ボランティアとして、被災者が地域で暮らし続けられることを考えることが大事です」と訴えました。この講座は、3回シリーズで、7月に開催される残り2回は災害ボランティアセンターについて、訓練を交えながら学びます。




