地域の食材を使った倉敷の新しいメニュー「倉敷レシピ」の試食会が、倉敷アイビースクエアで開かれました。
これは、倉敷商工会議所が食を中心とした倉敷の地域資源を全国に発信し地域の魅力度を高めようと取り組んでいるものです。試食会の客は、事前にチケットを購入した地元経済人をはじめ食通など７０人で、倉敷を中心とした地域の早春の味「倉敷レシピ」が提供されました。今回、「倉敷レシピ」の考案を託されたのは、大阪でイタリア料理店「ポンテベッキオ」を経営するオーナーシェフの山根大助さんです。試食会の厨房では、山根さんと倉敷を代表するホテルのシェフたちが協力して腕をふるい、倉敷レシピ候補となる６品とデザート２品を完成させました。テーブルに次々と運ばれたのは、下津井産のタイラギ貝を使ったマリネや寄島産のワタリガニのスパゲッティー、哲西産のイノシシ肉を使ったメーンディッシュなどの料理です。訪れた客たちは、一品一品をじっくりと味わい、一流シェフの腕で見事に仕立てられた地域の味に感心していました。山根さんは、２度に渡って倉敷を訪れたほか、地元生産者や料理人と意見交換する中から様々な食材を発掘、食通をうならせてきた料理テクニックで新しい倉敷の食を生み出しました。倉敷商工会議所では、倉敷レシピを「イノシシ肉とポルチーニ茸ホワイトアスパラガスの煮込みソース」とイチゴを使ったデザートの２品に決定して市内のホテルや飲食店にレシピを無償提供します。
