この春入園や入学する子ども達のためのランドセルや学習机など入学準備商品の販売が堅調です。不況に強いといわれるこの分野、倉敷市内の商戦を取材しました。
幼稚園や小学校への入園・入学用品の商戦が始まっています。倉敷市のキッズ共和国プラスでは、去年12月に新入学準備コーナーを設けました。このうちランドセル売り場には、24種類のカラーバリエーションを用意したものなど県内最多の180種類の品揃えをしています。すでに売り切れとなった種類もあるなど売れ行き好調です。防犯ブザー付ランドセルの人気も一段落、今年の売れ筋は、女の子向けにハートをかたどった刺しゅうの商品や、軽量で背中や肩に適合して、背骨に優しい「せみね」機能付きの商品となるなどデザインや機能が選ぶポイントとなっています。また、色は女の子にはピンクや水色がよく売れ、男の子はほとんどが黒を選ぶそうです。価格は、9800円から5万円台です。
また、ジャスコイオン倉敷店の学習デスク売り場も、土日を中心に、園児らが両親や祖父母と訪れています。この売り場には、幅広い価格帯に40種類の学習デスクが用意されています。特に、今年は、本棚や引き出しを自由にレイアウトできるフリースタイルの学習デスクが人気ということです。
一方、天満屋倉敷店では、新入学準備商戦をランドセル販売に集中、5F子供服売り場にコーナーを設置しています。ここでも売れ行きは好調で一部で品切れも出始めました。売り上げは年末で目標をクリア、12月末現在で前年の160%で推移しています。天満屋倉敷店では、今シーズンから低価格のものも取り入れて販売価格を拡げるとともに、スタジオアリス笹沖店と協力してランドセル購入者に入学記念写真の優待券を送るサービスをはじめ、これが好評です。一方で、消費者の商品をみる目は厳しくなっているといいます。消費者は、以前にも増して機能やデザインを吟味、他店と価格の比較も忘れないそうです。ランドセルをはじめとした新入学準備の商戦は、今月末から来月上旬がピークと見られています。




