倉敷市内の書家や書道愛好家の作品を集めた第45回倉敷市書道展が、倉敷市立美術館で開かれていました。
45回目を迎えた倉敷市書道展には、漢字、仮名、近代詩文、前衛、篆刻の5部門に高校生から90代までの一般をはじめ審査員や招待作家などから458点が出展されました。筆遣いや文字のバラランス、墨の濃淡の美しさなどそれぞれの部門で審査した結果、最高賞の山陽新聞社大賞に輝いたのは、倉敷市茶屋町の大野清玉さんの近代詩文作品水原秋桜子の句です。続く山陽新聞社凖大賞には、西阿知町西原の瀬口さんの漢字、玉島阿賀崎の本林さんの仮名、北畝の和田さんの前衛作品3点が選ばれました。出展数は、去年とほぼ同じですが、いずれの部門にも多彩で見応えある作品がそろっています。倉敷市書道展は、大賞、凖大賞、特別賞と各部門の審査員や招待作家などによる作品は、21日まで全期を通して展示されますが、そのほかの作品は、前期と後期に入れ替えて展示します。なお、最終日の21日には、表彰式と祝賀会が予定されています。




