玉野市議会6月定例会が開会し、黒田晋市長が、今後5年間で37億円の収支不足が発生する見込みであることを明らかにしました。
玉野市が今後5年間の中期財政試算で収支不足を見込むのは10年ぶりです。黒田晋市長は収支不足の理由について、人口減少などによる一般財源の目減り、高齢者の増加による経常経費の増大を挙げました。さらに、先月指定管理者の医療法人が辞退した市民病院の問題が、一層の悪化を招いたと説明しました。その上で、今年度から3年間で財政健全化への取り組みを強化し、普通建設事業費の削減や市民病院問題の抜本的な対応を図る方針を示しました。このあと、執行部から一般会計で1808万円を増額する補正予算案など5議案が上程されました。6月定例会は、16日から質問戦に入り、29日に議決、閉会する予定です。




