総社市在住で元中学校校長の高見彰さんが趣味で続けている型絵染めとスケッチの作品展を総社市内で開いています。
高見彰さんは平成2年の定年退職を契機に型絵染めを趣味で習い始め、作品を制作してきました。出身地である高梁市をモチーフに備中松山城やまちの歴史を表現しています。型絵染めは下絵を描いたあとデザインを切り抜き、デザイン画を麻布の上に置いて、糊を塗ってその後色づけをしていきます。赤はベンガラ、黒は墨汁を使い豆乳でといた液体で2度、染めていきます。ベンガラと墨汁は色褪せが少なく、温かみのある独特の風合いが出るのが特徴で見る人を和ませていました。また、スケッチ作品は高梁川流域連盟の機関紙「高梁川」に20年以上にわたって毎年、投稿しているもので、忘れ去られようとしている高梁市の歴史を残そうと自ら取材し岩絵の具を使って表現しています。高見さんはこれまで倉敷市と高梁市では展示会を開いてきましたが総社市での開催は初めてで、訪れた人は高見さんの郷土高梁への想いを作品から感じ取っていました。総社市在住の高見彰さんの作品展は14日(日)まで総社市中央の総社市民ギャラリーで開かれています。




