倉敷市のコミュニティ組織の交流と地域づくりのヒントを学ぶ研修会が、くらしき健康福祉プラザで開かれました。
倉敷市主催の地域づくり研修会は、コミュニティ協議会、NPO、行政との協働によるまちづくりを進めようと、毎年2回から3回開催しています。今年度は、高梁川流域エリアのコミュニティ団体も含めて300人が出席し、防災、防犯、居場所作りという3つのテーマごとに、取り組みを発表しました。真備町の川辺地区・岡田地区2つのまちづくり推進協議会は、平成25年9月の大雨による避難準備情報発令をきっかけに初めて実施した防災研修について紹介しました。代表者は、災害時の役割分担を明確にすることが重要だとした上で、災害に強い地域になるには、お互いの顔がわかることが重要だと訴えました。防犯の事例では、去年7月に女子児童連れ去り事件が発生した中庄学区の2団体が発表しました。 このうち中庄学区住民の安全安心を守る勇志の会は、見守り活動の目印となる黄緑色の帽子をかぶった住民が今年の春から減少している現状を発表しました。片山成晴共同代表は、活動継続の難しさを痛感しながらも、今後も負けずに志を持って前に進んでいきたいと力をこめました。このほか、井原市荏原地区のコミュニティ団体による事例発表もあり、参加者は今後の地域づくりの参考にしようと、熱心に話を聞いていました。




