様々な生育環境で育つ植物の品種開発などを行っている岡山大学の資源植物科学研究所で植物科学研究棟が完成し、きょう、竣工式が行われました。
竣工式には、資源植物科学研究所の前川雅彦所長や岡山大学の森田潔学長などが出席し、テープカットして新しい研究棟の完成を祝いました。
資源植物科学研究所は、国の共同利用・共同研究施設に指定されており、国内外の研究者を結ぶ中心的な研究拠点として期待されています。新研究棟には、研究拠点としての役割を強化するため、これまでなかった共同研究スペースが充実しました。特に、3階部分には、ゲノム解析などに用いる分析装置や植物の光合成などの働きを電気の流れで測定する最先端の測定装置が集約・配置されました。
すでに、国内外の大学から共同研究の申し込みがあるそうです。この研究棟は、創立100周年を迎えた去年8月から旧管理棟を改築していたものです。鉄筋コンクリート3階建て延べ床面積2,360平方メートルで総工費およそ6億7,000万円をかけて建設されました。




