和紙ちぎり絵愛好家による第5回藤の会ちぎり絵展が、倉敷市児島駅前の倉敷ファッションセンターで開かれています。
藤の会ちぎり絵展は倉敷市内の公民館や集会所でちぎり絵を習っている受講生の集大成を発表する場として開かれています。花や風景などを様々な色の和紙を使って表現した作品72点が並びました。離れて見ると水彩絵の具や油絵具で描いたように見えますが、近づいて見ると和紙を細かく丁寧にちぎって台紙に張っているのがわかります。絵画と違って和紙をちぎって糊で貼るので間違えたらはがして貼り直すこともでき、一作品つくるのに2か月ほどかけて仕上げていきます。展示した人の中には最高齢93歳の受講生も花が咲く様子を丁寧に表現しており、訪れた人は作品をじっと眺めていました。講師の小津野照代さんはちぎり絵作品の魅力について「作品づくりは日常の忙しさを忘れさせてくれ、また、季節それぞれの思い出を残してくれる」と話していました。
第5回藤の会ちぎり絵展は6月2日(火)まで倉敷市児島駅前の倉敷ファッションセンターで開かれています。




