玉野市の陶芸愛好グループ「燿光会」の窯出し作業が行われました。
玉野市槌ヶ原に登り窯を築き、備前焼の創作を楽しんでいる陶芸愛好グループ「燿光会」では、毎年春と秋の2回、窯出しを行っています。今年の春は、5月9日に火入れをしてから18日までの10日間約1200度の高温で窯焚きを行いました。そして、火を止めてからゆっくりと冷まし窯出しの日を迎えました。登り窯の焚き口の煉瓦を取り除いたあと、灰が被さったり藁が焼付いたりした窯の中の作品を取り出していきました。陶芸教室の講師を務める岡本啓介さんを顧問とする「燿光会」では、細川健二さんを会長に50代から80代のメンバー18人が備前焼に取り組んでいます。今回の窯出しでは、壺や花入れ、干支の置物や皿、コップやぐい吞みなど大小合わせて千点あまりの作品が焼き上がりました。
【インタビュー】燿光会・岡本啓介顧問 燿光会・細川健二会長
窯出しされた作品は、表面に付着した灰やガラス繊維などを落とし、ヤスリで磨きをかけて完成させます。なお、「燿光会」の秋の窯出しは、10月24日の予定です。




